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東方のルパン 33号住宅謎の解説編 [作品紹介]

 孫了紅の創作した義賊魯平が活躍する『33号住宅』。謎の解説をしなくてはいけませんね。
 1、33号住宅で起きた失踪事件の内幕。
  まず、住宅を見に来た紳士の失踪。彼は王仲浩といい、役人をしていた。中国の伝統で『官』と『金』は必然的な関係ができる。そして、中国の伝統では『金』は『女』と密接な関係を生ずるのである。王役人がこの住宅地を訪れたのは、新たに妾を迎えるために、御自ら住宅をさがしにきたのだった。ところが王役人は、33号住宅のベランダで下を歩いている不倶戴天の敵を目撃したのだった。刑務所に送り込んで安心していたが、刑期を終えて出獄していた。王役人を追ってここまでやってきたのだった。彼は自ら姿を消したのだった。33号住宅が飲み込んだわけではない。
 京劇の女役者の失踪も同じことだった。彼女はその美貌を見初められ、年寄りの金持ちの何号かの妾になることになっていたが、彼女には将来を誓い合った恋人がいた。母親と住宅を見に来たにしては、宝石をやたらに身につけていたと前にも書いたが、母親が手助けした上での失踪をした。今頃恋人と仲良く暮らしているだろう。
 
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