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東方のルパン登場 謎だらけの住宅 [作品紹介]

 二人の人間が煙のように消えうせたというニュースは、魯平の耳にも届いたいた。魯平は常日頃から「探検家」だと自認していた。不思議な事件の専門家。その理由には二つあった。
一つは暇つぶし。もう一つは、世の中に起こる奇怪な不思議な事件は、彼のご飯の種であったから。ただ、彼は探検をするときに、気をつけていることがあった。表面的にいかにも不思議で奇妙であっても、一皮剥けばなんと言うこともない平凡な事件だったりする。その反対にちょっとした奇妙なことが、実は重大な事件に発展する場合もある。彼はこの二つの事例を数多く経験していた。それを見分けることを自分に課していた。
 したがって、今回のいかにもおどろおどろしい事件について、彼は99パーセント失踪した二人は自ら姿を消したと考えていた。したがって、この住宅を借りて事件を解明しようとは最初はまったく考えていなかった。
 ところがそんな時、偶然が重なり萍村の33号住宅を借り大仕事をすることになったのだった。
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