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東方のルパン 義賊の証明 2  [作品紹介]

 東方のルパンの名に恥じない大活躍をする機会をついにその手にした魯平。
 事件は次のように起きた。

 夜9時頃、萍村の第3通りで大騒ぎが起きていた。各住宅の入り口には人だかりがしていて、それぞれ口々になにやら議論している。しかも、その人々の視線の先は、33号住宅の屋上に向けられていた。
 どうやら33号住宅でまたまた事件がおきたようだ。
 一人を捕まえて事の次第をたずねてみると、なんと次の人物が失踪してしまったそうだ。
 1、34号住宅の幸運の女神ー梅姍姍お嬢さん
 2、その姍姍の腹心の召使 小翠さん
 3、43号住宅の15歳の柳雪遅青年
 4、33号住宅の画家俞石屏氏


 33号住宅の魔の部屋は、なんと6人もの人間を飲み込んでしまった!33号住宅には彼らがそこにいた証拠が残されていた。梅、柳両家の家族は、そこらじゅうを探し回ったが、彼らの子供は煙のように消えうせていた。

 1、3人の若者たちは、どうしてこの33号住宅にやってきたのだろうか?
 2、この魔の住宅に自主的にきたのだろうか?
 3、おどされて来たのだったら、誰がおどしたのだろうか?
 4、33号住宅からどこへいったのか?
 5、この住宅の主人はどこへいったのか?
 6、4人の失踪者たちは生きているのか?
 
 失踪事件から数日たつと、梅、柳両家の人々以外は落ち着きを取り戻していった。
 
 あの柳氏は大変な肥満体であったが、息子が失踪して以来ご飯ものどを通らず、心配で眠ることもできず、10ポンド減量してしまった。
 
 あの魔法を駆使できる骨董商梅氏も同じことだった。

 だが、この煉獄から先に解放されたのはこの梅氏であった。

 
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